メニュー

性感染症(STI)

性病と呼ばれている性感染症とは、性行為によって感染する病気のことです。性行為は、私たちが生きていくために必要な行為なので、性感染症は、私たちみんなに関わりのある病気です。

泌尿器科で治療する性感染症には主に下記の病気があります。

  • 淋菌感染症
  • 性器クラミジア感染症
  • マイコプラズマ・ウレアプラズマ感染症
  • 梅毒
  • 性器ヘルペス
  • 尖圭コンジローマ
  • けじらみ
  • トリコモナス症

世界保健機関(WHO)の2016年での報告によると、世界で最も多い性感染症はトリコモナス症でした。第2位がクラミジア感染症で、細菌による性感染症では最多でした。

本邦の感染症発生動向調査では、最も多い性感染症はクラミジア感染症でした。そして、男性では淋菌感染症、女性では性器ヘルペスの順で続きます。日本で性病(性感染症)と言えば、「クラミジア」、「淋病」というイメージが強いのは、そのためです。

 性感染症は、少し前までは風俗という閉ざされた業界での病気、と考えられていました。しかし今現在では、ごく普通の若いカップルの間でも広がっています。さらに、最近では性の低年齢化に伴い、高校生の間でも性感染症が広がりつつあります。若年者の性感染症でも、クラミジア感染症と淋菌感染症が代表的です。

クラミジア感染症や淋菌感染症などの性感染症がまん延している原因の1つとして、無防備なオーラルセックスが広がっていることがいわれています。通常の性行為はコンドームを付けて感染を防いでも、オーラルセックスで感染するケースが増えています。オーラルセックスが広がると、口腔咽頭が性感染症の温床となり、淋菌咽頭感染やクラミジア咽頭感染が生じるからです。

性感染症を減らすには、口腔咽頭感染をコントロールする必要があります。そのためには、口腔咽頭の専門家である耳鼻咽喉科医による診断や治療が必要不可欠です。当院では、性感染症の患者さまで、口腔咽頭感染が強く疑われるときには、提携している耳鼻咽喉科の先生の診察を受けて頂くことをおすすめしています。

性感染症は、自覚症状が少なく、また恥ずかしいからということで、患者さまが受診をためらうことも多い病気です。そのため、感染が知らず知らずのうちに他人に広まってしまうことがあります。また、オーラルセックスなど性行動の多様化に伴い、性感染症を治療しても、また再発してしまうかもしれません。性感染症の心配がある方、何か少しでも症状のある方は遠慮せずに当院にご相談ください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME