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AGA(男性型脱毛症)

AGAとは

男性型脱毛症AGAとは、Androgenetic Alopeciaの略で「男性型脱毛症」と言われています。
成人男性によくみられる脱毛症で、額の生え際や頭頂部の髪が薄くなっていきます。AGAを正確に言うと「男性ホルモンによる脱毛症」ということになり、男性ホルモンがAGAを起こす最大の原因ということです。
前立腺がんの患者さまに男性ホルモンをしっかり下げるホルモン治療を行うと、髪の毛が生えてきて嬉しいです、という声を泌尿器科医はよく聞くことがあるのですが、これも同じ理由です。
他には、遺伝やストレス、生活習慣なども原因と考えられています。

DHTは薄毛因子

男性ホルモンであるテストステロンは年齢とともに減っていきます。
それをなんとか補うために、より強力な男性ホルモン(ジヒドロテストステロン:DHT)を作ります。DHTは毛髪を作る細胞(毛乳頭細胞)の働きを低下させます。
AGAの原因はテストステロンではなく、それに類似したDHTが原因であり、このDHTこそ最大の薄毛因子であることが分かりました。
内服の治療でDHTを減らせれば、毛乳頭細胞の働きは活発になり、髪の毛が生え始めます。

治療

AGA治療薬としてDHTを低下させる薬剤は、フィナステリド(プロペシア®)とデュタステリド(ザガーロ®)の2つがあります。
いずれのお薬も副作用が少ないため、使用しやすいです。
副作用として,性欲が落ちる、勃起障害、射精障害(治療中止後も持続する場合があります)などがあげられます。
1年間飲み続けると95%以上の方(6割が増毛、4割が現状維持)に効果が出て、とくに若い方のほうが効果が出やすいといわれています。
効果がみられる限り、治療を継続することが一般的です。
治療を中止すれば,毛量は以前の状態に戻ってしまいます。

AGA治療薬は、もともと前立腺肥大症の治療薬として開発されていました。
AGA治療薬を服用すると前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの値が低下して、初期の前立腺がんを見逃してしまうリスクがあります。
当院では、中高年の患者さまにAGA治療薬を処方する前に前立腺疾患がないかをチェックさせて頂きます。
万一、前立腺の病気が見つかりましたら、前立腺疾患の治療を優先させていただく場合があります(このときは保険診療になります)。

厚生労働省の政策が進められて、保険診療ではジェネリック医薬品(後発医薬品)の普及率は80%前後になっています。
先発医薬品とジェネリック医薬品ではその効能・効果に差がありませんし、何よりもジェネリック医薬品は低価格です。
AGA治療は自費診療となるので、効果が同じであれば価格が安いほうが良いと考え、当院ではジェネリック医薬品をすすめています。

他には、低出力レーザー治療があります。
AGAに対する治療法として、毛髪の成長を促進することが言われています。

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