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尿がにごっている

尿の中に白いふわふわしたものが浮いていて、尿がにごっていることを尿混濁といいます。
にごった尿はふだん見慣れないですが、その原因は病気の心配のないものから、膀胱炎などの尿路感染症の可能性もあります。
泌尿器科を受診して、尿検査で尿混濁の原因を調べましょう。

尿がにごる原因

シュウ酸や動物性たんぱく質をたくさん摂る

シュウ酸はいわゆる灰汁(あく)のことで苦味の成分です。
ホウレンソウ、ゴボウなど野菜類や、肉類などの動物性たんぱく質、煎茶や番茶、コーヒー、紅茶といったお茶類に多く含まれています。
これらをたくさん摂ると、尿中に溶け出し、尿がにごって見えることがあります。

しっかり水分摂取しておけば問題ありませんが、尿中にシュウ酸が増えるとシュウ酸塩が結晶化して、尿路結石の原因になることがあります。

尿路結石はこちら

帯下(おりもの)が混じる

尿におりものが混じることによって濁って見えることがあります。
正常なおりものであれば問題ありませんが、おりものの量が多い、黄色や茶色など見慣れない色になっている、悪臭がするといった異変を感じたら、性行為感染症や膣炎といった病気にかかっている可能性もあるので注意が必要です。

尿路感染症

尿路感染症は、尿の通り道(尿路)でおこる細菌による感染です。
膀胱炎、急性前立腺炎、腎盂腎炎などがあげられます。
尿道から侵入した細菌が、尿路の途中で粘膜に感染を起こします。
すると体の免疫機能が働いて、真っ先に白血球が感染部位に集まり細菌を倒そうと頑張ってくれます。
その結果、たくさんの白血球が尿の中に流れ出てきて、尿がにごって見えるのです。

膀胱炎はこちら

急性前立腺炎はこちら

腎盂腎炎はこちら

尿道カテーテルが入っている

尿道カテーテル(管)が入っている方に限りますが、管の中の尿に白いフワフワした浮遊物がよく見られます。
この浮遊物は、管と接触したりしてはがれた膀胱粘膜に細菌がくっついてできたものです。
尿が管を通ってしっかり流れておれば、大きな心配はいりません。

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